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『ニューヨーク便り』 No.6 2000/4/8

イエローキャブ

ニューヨークの名物の1つにタクシーがある。 車体が黄色いので通称イエローキャブと呼ばれている。時間帯、道路によりこのイエローキャブで埋め尽くされてしまうほど、数が多いと思っても朝、夕のラッシュ時、雨、雪の時等はなかなか空車が捕まらない。

車に乗ると、速い、速い。

問題は運転が荒いのである。マンハッタンの道路はほとんど一方通行で4-5車線あるのだが、他の車を抜くために、方向指示機など出さずに、右に左に進路をすばやく変え、 また道路がでこぼこな為、乗客は左右上下に振り回される。死ぬのではないかと思うことも何度かある。乗客のことなどは考えてはいない。こんな運転ではもちろん事故も多い。

運転手のほとんどが移民として入ってきた外国生まれのもので、 とにかく他のタクシーより早く客と捕まえて、目的地に早く到着し、次の客を探し、お金を稼ぐのが目的だ。彼らにはとにかく生活がかかっている。ハングリーなのだ。手を挙げると、タクシーが2、3台争って来て、事故になることもある。

タクシーの運転手の話す言葉の多いのが、 ベンガル語だとか聞いたことのないアフリカの言語だ。英語をしっかり話せない運転手も多く、また地理に疎く、間違った場所に連れて行かれたということも珍しくない。タクシーの免許に英語の語学力のテストがあるのだが・・・。またマンハッタン内と空港位の地理しかわからない。マンハッタン外、空港以外だと乗車拒否をするタクシーも多い。地理がわからないのである。マンハッタン内でも店の名前ではわからない。ホテルも知らないものも多い。目的場所は道路名でいうのが慣例なので、店の名前を覚えないのも仕方がないが・・・。道路名でも番号の通りならよいが、名前の通りは要注意である。自分である程度の場所を把握しておく必要がある。

タクシーが混んでる時間帯は彼らは強気だ。空車サインを回送サイン(非営業サイン)に変え、 乗客を見つけるとどこに行くのか聞いてきて、混雑する場所や自分の気に入らないところを希望する客を乗せないのだ。ニューヨーカーも心得ているので、片手に$20をつかみ振り、回送タクシーを呼ぶ人もいる。 なぜこんなタクシーが許されるかというと、タクシーはあまり人気の職業ではない。常に現金を持って、密室にいるので強盗に狙われやすいのだ。タクシー運転手が殺されるということも数多い。交通違反をすれば、もちろん自己負担になるので無駄に働くこともある。さらに交通渋滞、他車の乱暴な運転等でストレスはたまるばかりだ。こんな環境なので転職が多く、何年も居着く人は少なく、常に運転手を募集している。

以前運転手に聞いたことがあるのだが、 タクシー会社にタクシーレンタル代として保険込みで1日$80払うと言っていた。 ガソリン代もかかる。これ以上稼がなくては利益がない。タクシーの1日の平均の売り上げは$125だそうだ。

 

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