ホーム | 観光ツアー | チケット手配 | 問い合わせ | サイトマップ

『ニューヨーク便り』 No.10: 4/19/01

ニューヨーカーの交通道徳

“交通事故がよくあるんじゃないですか?”

日本からニューヨークを訪れるお客さんに度々尋ねられる。ニューヨーカーは信号を守らない。赤でも平気で道路を渡る。車がまったく来なければ、まあ納得がいくが、車が動いていようが、高速で向かってこようが、隙があれば、道路を渡るのだ。車の動きを見ながら、賢く渡る者が大半だが、なかには信号をまったく見ない者さえいる。とにかく車が目の前にいなければ、前に歩くのだ。クラクションや車が間近に来て初めて気づき、立ち止まる・・・。いや、車が止まるだろうと、まったく気にせず平気で歩く者もいれば、怒るドライバーに怒り返す強者までいる。マンハッタンの交通事情を知らないドライバーは自分の方が青でも歩行者が切れるまで、律儀に待つ。ニューヨーカーは待っている車の目の前を、この車渡る気がないのか?と、冷たい視線で平気で渡る。いつまでたっても歩行者が切れることはない。後続には歩合で生活費を稼ぐイエローキャブが耐えきれずにクラクションをならす。ペンシルバニア州のプレートを付けた人の良さそうな白人ドライバーは、生きるためにハングリーな頭にターバンを巻いた移民ドライバーにブロークン・イングリッシュでどやされる。

1日10時間以上も運転するタクシー・ドライバーや商業車を運転するドライバーはゆっくり走る車に我慢が出来ない。信号待ちで青に変わると、早く行け、と前の車にクラクションを鳴らす。彼らは歩行者に対しても強行だ。気を許すとなめられるのがわかっているから、赤信号で渡っている歩行者のなかにクラクションを鳴らしながら、突っ込んでいく。歩行者に構っていたら、交通渋滞のマンハッタン、いくら時間があっても足りたものではない。

冒頭の質問に戻ると、思うほどに人身事故はないが、ヒヤリとすることは多々ある。観光に浮かれて信号を見ず、周りの人が歩いているから、と知らずに信号無視をしていると神風タクシーがクラクションを鳴らして、突っ込んでくるので、ご注意を!

エッセイ・インデックス

 ホーム | 観光ツアー | チケット手配 | 問い合わせ | サイトマップ