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『ニューヨーク便り』 No.14: 2002/2/26

ニューヨークと日本文化

1月20日付ニューヨークタイムズの芸術セクションの第1面は日本のアニメだった。手塚治虫の原作漫画をもとにしたメトロポリスというアニメが劇場上映されるのだ。紙面によると日本映画の黄金時代は黒澤、小津、溝口が活躍した5,60年代がピークで、世界の劇場から日本映画は消えつつあったのだが、最近は以前以上に日本映画ブームだというのだ。この第2黄金時代はアニメによるものだ。日本のアニメはこちらではこの10年から20年の間、一部の熱狂的ファンがアンダーグランドで愛好していたものだが、ビデオ、DVDの発売、インターネットの発達で日の光にあたってきたという。ポケモンやもののけ姫などの大ヒットの前には映画愛好家が集まる小劇場でアキラ、テレビでセーラームーン等が上映されていたのだ。ターワーレコード、ヴァージンレコードなどには日本のアニメのセクションがあり、日本のテレビで上映された作品がビデオやDVDとなって発売されている。

アニメに興味はなくとも食事を楽しむという人は日本食にとても興味をそそられているはずだ。全米の大都市では日本食が人気だというが、カルフォルニアとニューヨークはやはり日本人、日系人が多く、日本食なしでは生きていけないという状況やグルメが多いということで街のあちらこちらで日本食レストランが目に付く。ニューヨーク、マンハッタン内では、日本食といえばすし、すき焼き、天ぷらしか知らないというニューヨークカーなどは皆無だろう。居酒屋、ラーメン屋、蕎麦屋、しゃぶしゃぶ、焼鳥屋、懐石、お好み焼き、たこ焼きなどのように日本食は専門店化してきている。客はラーメン屋や焼鳥屋のような1部の店を除いてはほとんどニューヨーカーだ。日本食がヘルシー志向に受けていること、割高な日本食は高級感が楽しめること、新しい物好きなどいろいろ理由はあるだろう。日本のテレビ、料理の鉄人はこちらでも料理専門ケーブル局で見ることができ、人気だという。ただ日本食レストランは高い。私のような貧民は頻繁にいけるものではない。安いところは(といっても高い)、すしが機械で作られ、パックにされていたり、料理が貧弱でちょっと寂しいものがある。吉野屋がタイムズスクエアに近々オープンするというのが待ち遠しい。並が3.95ドルというのは嬉しい。

日本の文化などがこちらの人に知られ、馴染んでもらえることは日本人として嬉しいことである。会話の話題にもなるので、話がはずみ、お互いに親しみがわいてくる。もちろんこれだけで日本文化を語ることはできない。さらに日本文化の神髄を究めるためにニューヨーカーが知らなくてはいけないことは、温泉である。5番街に温泉は必要である。ティファニーで温泉を!でキャメロン・ディアスが主演するとか・・・。セントラルパークに露天風呂ができて、日本人からニューヨーカー、タリバン人、ユダヤ人、パレスチナ人、ソマリア人、ヨーロッパ人などすべての人種が一緒に入り、楽しい会話ができれば世界はハッピーになるでしょう。

 

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