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ブロードウエイ・ミュージカル観劇記(2004年9月編)

夏のバケーションが終わりを告げる9月第1月曜日の労働の日を前後して、いくつかのブロードウエイ・ミュージカルが終演した。トニー賞を受賞し、4年以上のロングラン公演をこなした「アイーダ」、今年のトニー賞を受賞作の「アサシンズ」と「キャロライン・オア・チェインジ」をはじめ、リバイバルの「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」などだ。「ザ・ボーイズ・フロム・オズ」は、主役の今年度トニー賞受賞男優の映画スター、ヒュー・ジャックマンの契約切れとともに終演。オフ・ブロードウエイではパフォーマンスのデ・ラ・グアルダが終演を度々延期したが、ついに力尽きた。トニー賞を受賞しても、入場料を値上げしても、ショービジネスは難しいようだ。

この夏に私が観たミュージカルは、ロンドンでヒットした「ボンベイ・ドリーム」。インドの映画産業のボリウッドで、貧民街からスターになった男優の物語だ。ロンドンでの成功を背景に大金をつぎ込んで、春にオープンしたが、批評家受けは良くない。私が思うのは、特別目立った役者がいないし、アンサンブルとしても魅力がない。音楽はインド風であるが、インドという場所が舞台美術からあまり見ることができない。通常のミュージカルとは違った特異性を期待したが、平凡なミュージカルだと思う。ストーリーも単純すぎて、おもしろみがない。見せ場は、舞台に出現した噴水を浴びながらのナンバーと1つ2つの群舞だけである。

8月にオープンした古典小説を題材にした、「ドラキュラ」も批評家受けはイマイチだ。批評家が作品の人気を完全に左右するわけではない。大ヒット作の「マンマミア」、ヒュー・ジャックマンのスター性で受けた「ザ・ボーイズ・フロム・オズ」は、批評家の採点は低いが、観客受けはよい。「ドラキュラ」に関しては、私の意見では、第1幕は、場面に魅力がなく、だらだらとしている。舞台美術も場所を作っていない。また人が舞台の空間を上下、左右に飛び過ぎているのは、馬鹿げているように思う。しかし2幕目は、「ロッキー・ホラー・ショー」で活躍した、ドラキュラ役のトム・ヒューイットの歌唱力、存在感は舞台を圧倒し、ミナ役のメリサ・エリコとのデュオでも見せ場を作った。エリコもまたソロでも魅力的であった。さすがは本場のプロだと思った。「オペラ座の怪人」と「ウィッキド」に似たような雰囲気を持ち、この2作ほどの傑作とは思わないが、楽しめると思う。

リンカーンセンターで上演されている、「ザ・フロッグズ」は、古代ギリシャ喜劇を下地に、ブロードウエイの大御所スティーブン・ソンドハイムが70年代に曲を付けた作品を、ブロードウエイのスーパースター、ネイザン・レインが見出し、脚本を現代風に仕上げ、さらに「プロデューサーズ」、「コンタクト」のスーザン・ストローマンが演出を担当し、うまくまとめ上げた。セリフでのおもしろさが多い作品で、私は観客の笑いで笑った。しかしレインのコメディのセンスは抜群である。間で笑える。10月10日までの限定公演である。

1930年代からの映画を80年代に舞台化したもので、馴染みのスタンダードが奏でられる、「フォーティ・セカンド・ストリート」。3年前にオープンしたリバイバル作品なので、今更とは思いながら、来年の頭に終演するというので、また批評家受けがいいので、観劇する。素晴らしかった。これがオーソドックスなミュージカルというもの。オーソドックスというのは古くさいという意味ではなく、ミュージカルの魅力をたくさん取りそろえているということです。豪華な舞台美術と衣装、魅力的な音楽、群舞、ユーモアと単純だが心打つストーリー。55人のキャストが繰り広げる大舞台は、ミュージカルの魅力を堪能できる。ニューヨークに来たのだから、ミュージカルを観たいが、どれがいいか分からないというようなら、割引料金も出ているので、この作品をお薦めする。

ミュージカルというよりダンス公演であるが、楽しめたのは、「フォエバー・タンゴ」。1997年から1998年にかけて上演された作品が、ブロードウエイに戻ってきた。今年の7月から1ヶ月ほどの期間限定公演を行ったが、さらに9月28日より2ヶ月間の公演を行う。題名そのままで、タンゴの魅力を遺憾なく、魅せてくれる。タンゴを現代風にアレンジしているので、古びた感じはない。またバンドネオンの音色も魅力的である。ダンスが好きな人や、セリフは全くないので、言葉に惑わされたくない人、純粋にダンスと音楽を楽しみたい人には最適である。

追伸:「ワンダフル・タウン」のダナ・マーフィーが9月末に契約切れで、降板するということで、最後に彼女の魅力を見たいと思っていたら、彼女はわがままにも公演を休みがちだということで、やめた。彼女の最終公演も休むという。彼女は舞台の大スターなので共演者もプロデューサーも彼女に面と向かって何も言えないというが、裏筋では彼女は2度とブロードウエイの舞台には招かれられないだろうという。「ザ・ボーイズ・フロム・オズ」はヒュー・ジャックマンの魅力を見たいと思ったら、トニー賞を受賞後には以前は割引で買えたチケットが、割引がなくなった上に、最低料金が値上げされた。それでもほとんど完売であった。ヒュー・ジャックマンは、公演無欠席で、またエイズ基金を募る公演でも多額のお金を集め、ブロードウエイ業界ではとても評判がいい。

 

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